【備忘録/DIY】タンク外面と鉄階段を塗装しました

目次

DIYで塗装することになった経緯

工場内の鉄骨部分、鉄階段部分、タンク外面の塗装が剥げて傷んでいたので、今回は2人でプロっぽい仕上がりを目指して塗装にチャレンジすることになりました。醤油屋さんや塗料屋さんにも相談しながら作業を進めました。醤油屋さんは塩を扱うので工場がサビが出やすい為、普段から自分たちで塗装作業をされており経験豊富なため色々助言頂きました。

タンク塗装

作業の流れ

塗装するためには、以下の流れに従って作業することになります。

  1. 養生作業
  2. ケレン作業(塗装/サビ落とし)
  3. 粉塵除去
  4. 錆止め塗装(下地塗り)
  5. 上塗り塗装(上塗り)

養生作業

上記の道具を使用して、塗装やサビが飛散しないように養生します。マスカーは養生シートにテープがついている製品で、1つあると便利です。

ケレン作業(塗装/サビ落とし)

 上記の道具を用意しました。塗装剥がしディスクは複数使用しました。各製品で特徴が異なります。数字の小さいものが荒目になり、荒目/中目程度を使用しました。この3種類があれば大概のケレン作業はスムーズかと思います。

鉄階段の踏み板用にカップブラシの真鍮のものも購入しましたが、千切れた真鍮が刺さり痛いので、スーパーシリーズ プライムグリットを購入しました。お値段は高いですが飛散がなく、耐久性も高い印象なので今後はこちらを購入しようと思います。

粉塵除去

ダイソーで購入した小型チリトリや掃除機を使用し粉塵を除去します。クエン酸を溶いた液体で濡らしたタオルを絞って細かい粉塵を除去しました。

塗装道具

  • ローラー(複数サイズ)
  • 万能刷毛  (複数サイズ)
  • 塗料バケツ
  • 濾し器
  • 重量計(スケール)
  • 撹拌棒
  • うすめ液

錆止め塗装(下地塗り)

ハイポンファインプライマーIIという日本ペイントの2液式エポキシさび止め塗料の白色を用意しました。白色を選定した理由は上塗り色との兼ね合いで選定しています。2液式のため、重量計と攪拌棒があれば作業がスムーズです。

今回、下塗りにエポキシ樹脂系塗料を選定しています。エポキシ樹脂系は「紫外線に弱い」という弱点があるので、屋外や紫外線が当たりやすい室内での使用は控えるのが無難です。

今回の作業ではローラーを主に使用して塗装しました。100円ショップのローラーや専門店のローラーまで色々使用しましたが、ピーアイエーのボンパラゴン 内外用 13mmのローラーが一番使用してよかったです。適度な反発がありつつ、ムラなく塗装できます。また塗面に毛などが着くこともなく綺麗に塗装できました。比較するのは酷ですが100円ショップのは全然でした... 

ピーアイエー株式会社ボンパラゴン

 上塗り塗装(上塗り)

日本ペイントのファインウレタンU100をライトブルーと緑(L45-30L)の2色を用意しました。この塗料はウレタン系の2液式のため、重量計と攪拌棒があれば作業がスムーズです。下塗り/上塗りともに臭気が少なく室内の鉄部の塗装にはとても良い製品だと感じました。上塗りではミニマムローラーも使用しました。1つあると狭い部分の塗装に便利でした。

文字入れ

醸造タンクのサイズを最後に書きます。今回はA4サイズのシール式ステンシルを購入し、プリンターで印刷後にカット。そして油性タッチをミニマムローラーで塗りました。

今回の塗装はごく少量のため、おやつのアーモンドチョコレートのケースをお皿代わりに活用して、塗料をローラーに塗りました。

醸造タンク名入れ

感想

塗装してわかったことは以下になります。

  • ケレンがもっとも重要(グラインダーは必須)
  • 塗料の選定は塗料のプロに尋ねよう
  • ローラーは良いものを選んだほうが出来栄えが良い
  • 100円ショップの防護メガネや手袋は使い捨てにはちょうど良い

 今回の記事は屋内の鉄部向けになります。鉄階段/タンク外面ともに塗料は色違いの同じものを使用しました。屋外の場合は塗料やローラーを屋外向けのものを選定した方が無難です。ファインシリコンフレッシュIIなどのシリコン系塗料を選択した方が良いです。

作業時間としては鉄階段(長さ4m)/タンク(直径1.4m)だと乾燥時間含めそれぞれ2-3日あれば完了できます。